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2023.11.02

PRESS RELEASE

#“地元愛と熱量” で発刊を掴んだ、最新刊『地球の歩き方 北九州市』の仕掛け人とその誕生ストーリー~全国書店での販売予約が開始~

東京都渋谷区で10年、ソーシャルメディアコンサルティングとマーケティング支援事業を展開する株式会社gaaboo(ガーブー)(本社:東京都渋谷区、代表取締役:辻正隆、以下ガーブー))。その代表の辻が現在、最も熱を注ぐメディアは、ネットメディアではなく日本屈指のガイドブック『地球の歩き方』です。

2020年9月以来発刊されている国内シリーズ版が注目を集める中、今年7月、【全国初の市版】【九州エリア初の発行】となる『地球の歩き方 北九州市』の発刊が決定したことが発表されました。いよいよ11月2日(木)より全国の書店及びオンライン書店にて本書の販売予約が開始されます。

地球の歩き方の編集長でさえ “まさかの発刊・・” と語る、福岡県版や熊本県版を差し置いて発売が決定した『地球の歩き方 北九州市』。それはいったいどんなガイドブックで、どんな想いから異例の発刊が決まったのか。その誕生秘話を、仕掛け人であるガーブー代表 辻と地球の歩き方の宮田編集長が紡いだストーリーと共にお伝えします。

●魅力を伝えきれずに閑散としていく…故郷の危機に必要なのは「地域密着のPR視点」

北九州市小倉北区出身の辻は、中学までを地元で過ごした後、長崎の高校へ。大学進学を機に拠点を東京に移して以来、Microsoft社やMIXI社等ITとソーシャルメディア領域の事業に携わってきました。2014年には仲間とデジタルマーケティング、特にSNSマーケティングに強みを持つ株式会社gaaboo(ガーブー)を創業。

創業10年目を迎え、傘下企業3社それぞれの専門性や強みを生かしながらグループ経営を行い、大企業中心の顧客のコンサルティングやマーケティング課題を解決しています。2023年現在、従業員総数は200名を超えました。

そんな辻は高校生以来、実家の小倉へ帰省をする度、福岡市の活況とは反対に魅力をPRしきれず、自信を失っている地元の様子にもどかしさを感じていました。

ご縁もあり、2021年の世界体操・新体操選手権北九州大会のPR支援をすることになり、故郷・北九州市でのソーシャルメディアを活用した情報発信力強化プロジェクトに関わり始めます。また、市の要請で国の「地域活性化起業人制度」を活用し、ガーブーの社員を広報・プロモーションのスペシャリストとして北九州市へ派遣。市のPR支援を開始します。

さらに本業の強みを生かして、地元に住む学生向けSNS勉強会を行うなど、地元出身者として定期的に北九州市を訪問する中で、北九州市の「ヒト・モノ・コト」の魅力を引き出す活動を始めました。

辻: 北九州市は、活気ある魅力的な5つの市が世紀の大合併をして誕生したユニークな経緯を持つだけでなく、古代においては「豊国」と名がつくほど恵まれた環境でした。江戸時代には長崎街道(シュガーロード)の起点・終点が小倉の常盤橋で重要な役割を果たし、1901年には官営八幡製鐵所が創業するなど、日本の産業近代化を支えた都市でもあります。

アジア、本州、四国と九州をつなぐ要衝のため大戦時の拠点になる一方で、三方を海に囲まれているので、海から昇り、海に沈む太陽を見ることが出来るなど、自然環境的にも魅力に溢れた街です。食や祭りをはじめ多彩な文化や魅力的で多様な博物館や、日本三大カルストに数えられ天然記念物・国定公園にもなっている平尾台、紅い若戸大橋と白い関門大橋と紅白の橋があり、日本有数の夜景など伝えきれないほどの観光コンテンツを抱えた「唯一無二の街」です。

「北九州市はPRが苦手だ」とよく言われていますが、原因の1つに、5市合併から現在は7区あり、コンテンツがありすぎて整理しきれていないからでは?と考えていました。

さらに、店頭に並ぶ福岡県版の旅行情報誌の中では他市と並列でワンオブゼムな扱いになってしまい、”いつもの情報”しか取り上げてもらいにくく、この街の魅力をどうやったら伝えられるのか…思い悩んでいたときに、ふとテレビで「地球の歩き方」の宮田編集長の姿を目にしました。

コロナを経て、いま求められているのは「“その街本来の魅力”を深掘りして味わうこと」や「地元を再発見して面白がること」。旅行ガイドとしての圧倒的な実績に加えて、時代のニーズを的確に捉えて注目される「地球の歩き方」国内版の開始を知り、すぐさま北九州市に出向している社員と共に動き出しました。

特に今年は、北九州市が市制60周年を迎える記念の年で、コロナが明けて街が活気を取り戻すための勝負の年です。旅行好きなら世代を超えて誰もが知る「地球の歩き方」のメディアとしての力を最大限に活かし、「旅情報の編集プロ×地元出身者のマーケティングプロ」の視点で街の魅力を整理し、紐解き、掘り下げたベストオブ北九州市となる『地球の歩き方 北九州市』があれば変われるきっかけになるのでは?と思いました。

若戸渡船(@Wakatotosen)

北九州でのタクシー運転手さんや飲食店の方々や地元や若者との触れ合いから、住みやすいし好きな街だとは思っているものの、 “福岡市との比較だけでイマイチ自信を持てていない“、“他所から来た人にどんなお土産や飲食店、見所をお薦めしてよいのか分からない”ような話を耳にしたこともあり「本来、街の魅力を発信するべきインフルエンサーはタクシーの運転手さんや、地元住民や市役所の方々なのに!」ともどかしい思いをしていました。

「タクシーの運転手さんや飲食店の方々に自信をもって北九州市のおすすめスポットを紹介して欲しい!」「地元の方が自分たちの街に自信をもって誇れて語れるためのバイブルになって欲しい!」そんな想いで『地球の歩き方 北九州市』実現に向けて、地球の歩き方さんへ猛烈なアプローチを行いました。

●熱量と猛スピードで掴んだ奇跡の発刊タイミング

「地球の歩き方」編集室では、初の九州エリアの発行タイトルとして福岡県版や熊本県版が候補にあがり、既に福岡県版の制作に向けた企画会議が進んでいたタイミングでガーブーから市役所に派遣された出向社員からの問い合わせが入りました。連絡を受けた「地球の歩き方」宮田編集長は「一度話しをしてみよう」と、なりガーブー代表 辻からの熱烈なプレゼンテーションを受けます。

「わかりやすい人気の街を規定路線として新しい発行タイトルを決めることは地球の歩き方らしさではない」と語る宮田編集長の言葉どおり、街の魅力を調べ倒し掘り下げるガイドブックの編集チームだからこそ、思いが見事に刺さりました。

宮田編集長:

問い合わせがあったとき「ついにきたな…北九州市」と内心ニヤけてしまいました。「“絶対にディープで面白い街だから(心の声)”、福岡県版はちょっと止めて、明日ガーブーさんの話を聞こう」となって、それからはあっという間に北九州市版の制作に舵を切りました。

北九州市の街のディープな魅力や歴史、見どころの多さはさることながら、僕が一番心動かされたのは、辻さんから伝わる圧倒的な熱量と地元への愛情でした。辻さんは北九州出張から帰ってきたその足で編集室がある五反田のオフィスににやってきて、その日は夜遅くまで飲み交わしましたが、これほどの熱量がある人との出会いは、人生においてそう何度もない。最後は、この人と仕事を超えて友達になりたい。そう思ってしまう程でした。(笑)

●北九州市と連携し、街を巻き込んだプロジェクトが始動

地球の歩き方との話が纏まった後、ガーブーは北九州市の巻き込みに取り掛かりました。社員が出向するシティプロモーションを担当する部署に働きかけ、市が持つ北九州市に関する歴史や文化、企業や観光に関するあらゆる情報を提供しガイドブック制作に役立てるための体制づくりを進めました。

また、北九州市の情報発信力を一層強化するために北九州市との間で「情報発信力強化に関する連携協定」を締結することとなり『地球の歩き方 北九州市』がその発信力強化にとっての一つの柱となり、市と連携を深めながらこのプロジェクトを推進できる環境が整いました。

更に『地球の歩き方 北九州市』の広告営業も行いました。タイミングやマンパワーから限られた営業となりましたが、多数の広告主様にご協力をいただけました。地元ならではのコンテンツでもありメディア価値に繋げられたと思っています。

ガーブーとしては、この制作で街の魅力を発信するだけでなく、制作を通じて生まれた「ヒト・モノ・コト」の繋がりが新たな価値を生み出し街を元気にするチャンスになると捉えており、「地元の巻き込み」を意識しながら発売に向けたPRやプロモーション活動を進めています。

●「地元出身」ならではの視点と繋がりを活かしたプロモーション支援とその手応え

「地球の歩き方」国内シリーズの発行において、一民間企業と発売前からしっかりとタッグを組みプロモーション展開を行うのは北九州市版が初の取組みです。

辻: 今年7月の「制作決定の記者発表会」や「予約発売時のプレスリリース」、「発売までのPRプロモーション施策」など、今まで歩き方さん単体では実施されてこなかった情報発信や、一般発売開始に向けた地元を巻き込んでのプロモーション企画など、 色々な我々からの新しい取組み提案に対していつも前向きなご理解をいただけ、良い意味で一緒に地域をかき回してくれる歩き方さんとタッグを組めて本当に楽しいです。

地球の歩き方 さんとして、ガーブーと一緒に動くことで何か今までと違う感触や流れを実感されていることってありますか?

宮田編集長:「地球の歩き方」は、海外旅行ガイドブックとしての認知はあるものの、国内版に関してはまだまだ認知度が低いため、取材時に苦労することも多くありました。しかし今回は、北九州市長とガーブーさんと合同会見を行ったことで、地元への告知と周知が行えたため、「あー会見みたよ」「新聞で読んだよ」「テレビでSNSで……」と、そのあとのアポ取りや取材が非常にスムーズになりました。これまでは、自社のSNSで発売前に告知を行うくらいしか情報発信をしていなかったが、ガーブーさんと組んだことで「情報を積極的に発信することで徹底的に売り伸ばす」ことを学びました。こんなやり方があったのか、と感心させられることばかりです。

シリーズ初の国内編である東京版が圧倒的に都内の書店で売れたという経験からも「地元愛」の強さが影響することが分かってきました。北九州版も「地元の人に認められる一冊」を目指して制作してきましたが、今回のPRプロモーション施策のおかげで「地元の人に愛される一冊」なると確信しています。「地球の歩き方」ブランドのステージが一段上がりました。

辻:そう言っていただけて本当に嬉しいです。おそらく、2月の発売後には「あの店は?この場所は?」など色々な意見が出ると思いますが、答えがあるわけじゃありませんし、そんな市民の自分達の街への関心こそ、未来に向けた素晴らしい一歩になると確信しています。地元をはじめ北九州市にゆかりがある方もそうでない方にも面白がって手に取って貰えるように、発売に向けていよいよ盛り上がりも本番ですので、しっかりと皆さんとの接点を仕掛けていきたいと思います。

●11月2日(木) ついに全国での販売予約が開始!

『地球の歩き方 北九州市』は全国の書店及びオンライン書店(https://www.arukikata.co.jp/web/directory/item/116131/)にて11月2日より販売予約を開始しています。

(株式会社 地球の歩き方プレスリリース:URLhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005532.000002535.html)

【本の見どころ】

独自の歴史・文化・グルメからエンタメまで、ディープで唯一無二の魅力を永久保存版で全400頁に凝縮した『地球の歩き方 北九州市』では、ハイ&ローで楽しむ北九州グルメ、日本が誇るものづくりの歴史や地元に伝わる独特の文化、世界遺産に夜景、エンタメ聖地巡礼まで、無限の楽しみ方を徹底的に紹介します。

【表紙絵には、市民に愛される「小倉駅ターミナルビル」が描かれる】

地球の歩き方 公式X(旧Twitter)での公開投票で『地球の歩き方 北九州市』の表紙イラストのイメージに選ばれたのは、いつも市民の暮らしと共にある「小倉駅ターミナルビル」の風景です。在来線と新幹線の小倉駅の駅舎に、北九州モノレールの線路が乗り入れたユニークな駅の姿は北九州市の小倉でしか見られない珍しさ!

【表紙絵のモデルとなった九州旅客鉄道㈱小倉駅 駅長 雲田昭慶氏からの喜びのコメント】

今回、小倉駅ビルが『地球の歩き方 北九州市』の表紙に選出されたとのこと、大変嬉しく光栄に思います。

表紙を飾る小倉駅ビルは、小倉駅が出来て4代目の駅舎であり、1997年に開業し今年で25周年を迎えました。X(旧Twitter)で、表紙絵のアンケートを実施していることを知りこのような節目で表紙を飾りたいと、AMUプラザ小倉と共にポスターを作成し、利用されるお客様に投票を呼びかける活動を行いました。

観光地としてもメジャーで、歴史ある「門司港レトロ」とデットヒートの末、今回結果が実を結び本当に嬉しく思いますが、候補地であった門司港や若戸大橋などの皆様に愛されるスポットと共に、北九州市にお越しになるお客さまをおもてなししていきたく思っています。

【商品概要】

販売予約サイトURL:https://www.arukikata.co.jp/web/directory/item/116131/

書名:地球の歩き方 J13 北九州市 永久保存版

著作:地球の歩き方編集室

定価:2,200円(税込)

発売日:2023年2月 全国書店及びオンライン書店にて発売予定

発行所:株式会社地球の歩き方

発売元:株式会社Gakken

地球の歩き方:https://www.arukikata.co.jp/guidebook/

●『地球の歩き方 北九州市』販売予約開始に寄せられた地元からの応援コメント

九州旅客鉄道㈱門司港駅 駅長 緒方潔 氏より

北九州市を飾る表紙は、九州の人気観光地でありノスタルジックな街の雰囲気が魅力的な「門司港レトロ」で間違いなし!と信じていました…。今回は小倉駅ビルに表紙を譲ることになりましたが、門司港を愛し関門エリアの発展に真摯に向き合う方々と一体となって、今後も魅力を創造し続けます。

私たち門司港駅も、列車を降りた瞬間からノスタルジーな雰囲気を味わっていただける工夫と感謝のおもてなしで皆さまをお待ちしております。今後『地球の歩き方 北九州市』を片手に県内外から沢山の方々にお越しいただき、北九州市全体が益々盛り上がっていくことを心から祈っております。

若戸渡船船長 佐藤友哉 氏より

北九州のシンボルともいえる赤い若戸大橋の麓で、地域の皆さんの生活に寄り添って日々運航しています。100円で乗れる観光船「若戸渡船」は、気分転換にふらっと立ち寄れるスポットとして、『地球の歩き方 北九州市』を見て知ってくださった方にも、市内の方でまだ乗ったことがない方にも、ぜひお気軽に訪れていただけると嬉しく思います。

冬には近隣のイルミネーションでさらに美しく、橋の麓ならではの絶景を楽しむこともできますので、たくさんの方にお越しいただけることを楽しみにしています。

●販売予約開始を迎えて、仕掛け人の今の気持ちは・・・

辻:7月の『地球の歩き方 北九州市』の発刊決定の公表を機に、SNS上でも北九州市の街に関する会話や話題が増えていることを実感しています。【全国初の市版】【九州エリア初の発行】で、街の人からの期待感や応援の気持ちも凄く伝わってきて、挑戦できて良かったと思っています。

私事になりますが、実は地元北九州で父が亡くなったのが今年の1月末でした。たまたま葬儀翌日の夜が宮田編集長との初のサシ飲みの日で、スーツケースを持ったまま羽田から五反田に向かって、深夜まで様々な話しをし、思いを伝えたことが思い出されます。

当日深夜には宮田編集長から「大人になって、なかなか友達になりたいと思えた人は数少なく、今日と言う日は忘れないです。会えてよかったです。次は、スタッフ全員、北九州で集まりましょう。」というメール。課題は山積でしたが、父も見守ってくれているように思え「やるしかない」と走りはじめました。

無理も言いましたが様々お付き合いいただき、魂込めていただいた宮田崇編集長をはじめ、こだわり抜いていただいた日隈プロデューサーや宇佐見さん、営業、編集の方々をはじめ、久しぶりの地元北九州市をサポートしてくれる友人やナカマ、市役所の方々、弊社の吉田や鶴も含めて心から感謝申し上げたいです。

まずは地元、北九州市民に受け入れていただき、その熱量が日本中、世界中に届きますようよう2月の発売に向けて引き続き頑張ってまいります。

□株式会社 地球の歩き方(所在地:東京都品川区)                                              

1979年の創刊以来、40年以上海外旅行ガイドを作り続けてきた「地球の歩き方」。現在160の国と地域の情報を網羅する。2020年に発売した初の国内版『東京』が大ヒット。

以来、国内版シリーズも続々発刊中。 URL: https://www.arukikata.co.jp/

□株式会社 gaaboo(所在地:東京都渋谷区)

ソーシャルメディアのスペシャリスト集団として、ソーシャルメディアマーケティング事業、インフルエンサーマーケティング事業、デジタルメディアソリューション事業、地域創生支援事業、事業創出支援事業等を展開。ソーシャルメディアマーケティングの戦略設計や企業のSNSアカウント運用領域では国内有数の実績を持ち、企画・広報支援までトータルサポートを実施。 URL: https://gaaboo.jp/


【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社gaaboo 広報担当:pr@gaaboo.jp

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